ならわい2022

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第4回目 岡井麻布商店の中間発表

プロジェクト

奈良の伝統的工芸品である「奈良晒」を製造する岡井麻布商店。6代目・岡井大祐さんとともに、「麻のあるライフスタイル」から、モノ・サービスを考えます。

12/10のスケジュール

14:00-チームごとにチェックイン

14:07-ゲストトーク:オダ ツトムさん(うのまち珈琲店)

15:00-チームで発表準備

15:20-チームごとの発表

16:20-チームごとの検討・ブラッシュアップ

17:00 解散

ならわいも残すところ、あと2回……!

第4回目は、新規事業案を、受入先企業のみなさんに向けて中間発表します。最終発表まで残すところ1月となった12/10。どんな新規事業の提案があるのでしょうか?

ゲストトークとして、うのまち珈琲店のオダ ツトムさんから広報・PRについて話をうかがった後、チームごとの発表です。

発表

オンラインで、岡井麻布商店の岡井大祐さんが見守る中、発表がはじまります。

ちゃぶすく

「わたしたちの新規事業名は、『ちゃぶすく』です。」

ちゃぶすくという言葉に、おもわず笑顔になる参加者たち。

「ちゃぶすく」とは、一体どんなサービスなのでしょうか。

「『ちゃぶすく』は、ちゃんぶくろを用いたサブスクリプション型のサービスです。ちゃんぶくろは、茶粥をつくるさい、ほうじ茶を煮出すのに使われてきた麻袋です。」

「お茶以外にも、スパイスを入れて煮込み料理をつくったり、かつおぶしを入れて出汁を取ったり。包んだもののうまみを、じわじわと煮出していきます。そんなちゃんぶくろを『コミュニケーションツール』として捉え直すプロジェクトが、ちゃぶすくです。」

「岡井麻布商店さんの工房を訪ねた時に、感じたことがあります。ていねいにつくられた手織り麻の手触りは、日々せわしなく暮らすわたしたちに五感を取り戻してくれるんです。」

「ちゃぶすくでは、ちゃんぶくろに奈良のていねいなくらしのアイテムを添えて届けます。アイテムは、岡井麻布商店チームのメンバーがそれぞれ専門にする『医・食・住』の分野からセレクトします。たとえば、食はこんなイメージです。」

「奈良には薬草の歴史があり、今も各地で生産が行われています。そこでキハダやクロモジといった和のハーブ、原木椎茸、大和橘などを添えたいと思っています。」

「また、医の分野では、麻の靴下の商品開発を考えています。」

受入先企業の声

さて、受入先企業の反応は? 岡井麻布商店 岡井大祐さんに話をうかがいました。

「ちゃぶすくってネーミングが面白いね、これ、ほんまにやりましょう。候補に挙げてもらったアイテムも、すべてつながりのあるつくり手さんのものですし。」

「あ!以前に村井さんから相談してもらった『麻の靴下』も商品化できそうですよ。靴下メーカーさんに相談しました。」

「最終発表で、試作品を見てみたいなあ。」

会場からのフィードバック

会場からはさまざまなフィードバックがありました。

今はほんとうに色々な商品にあふれている時代。スマホを開いても、電車に乗っても、まちに出かけても広告が目に飛び込んできます。そんな中でみなさんは、ちゃぶすくをどう展開していきますか?

いきなり不特定多数に届けようとせず、まずは顔の見える人たちに提案してみる。そんなスモールスタートはどうでしょう?

「ちゃんぶくろがサブで、同封する商品がメイン」という印象でした。もっとちゃんぶくろのアイデンティティを活かせたら。たとえば、お客さんの手に届いたところから、双方向のコミュニケーションが生まれたらと思いました。

すてきな企画ですね!一方で、梱包・発送をはじめ、事務局の負担が大きくなりそうだと思いました。その点も含めて最終発表をしていただたらと思います。

試作品づくり、手紙の作成、商品選び、収支計画……最終発表に向けて取り組むことが見えてきた参加者たちは、早々に次回のオンラインミーティングを予定しました。

また、年末には参加者の丸山さんが、岡井さんのお店を訪ねることになりました。

次回は1/14の最終発表。あと1月、全力で走り抜けましょう!

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