
プロジェクト
大和伝統野菜を受け継ぐ農家レストラン「粟 清澄の里」。
ここで、種から育てる母の味「藁灰こんにゃく」を、顔の見える人たちに届けるパッケージ・リーフレット制作に取り組みます。
12/10のスケジュール
14:00-チームごとにチェックイン
14:07-ゲストトーク:オダ ツトムさん(うのまち珈琲店)
15:00-チームで発表準備
15:20-チームごとの発表
16:20-チームごとの検討・ブラッシュアップ
17:00 解散
ならわいも残すところ、あと2回……!
第4回目は、新規事業案を、受入先企業のみなさんに向けて中間発表します。最終発表まで残すところ1月となった12/10。どんな新規事業の提案があるのでしょうか?
ゲストトークとして、うのまち珈琲店のオダ ツトムさんから広報・PRについて話をうかがった後、チームごとの発表です。
発表
参加者の3人はなんだか不安そうな様子。オンラインで、清澄の里 粟を営む三浦雅之さん・陽子さんが見守る中、発表がはじまります。
商品名
「清澄の里 粟チームでは、何度も商品名について話し合ってきました。気づくと100案以上になっていて……参考にした資料の中には、三浦さんに見せていただいた江戸時代の浮世絵もあります。」

こうして蒟蒻の奥深さを知れば知るほど、蒟蒻の古今東西をかけめぐるほど、どの商品名を三浦さんに提案したら良いのか。チーム内でも決めかねていました。」
「そうした中でも、わたしたちはこの商品名がよいのでは……と思っています。」

「人手間蒟蒻、という商品名について説明させてください。」
「わたしたちは蒟蒻をいただいて、とても”人手間”を感じました。まずは三浦さんご夫妻を表す『人』が入っています。そして、時間をかけてつくることを意味する“手間”には、職人の仕事という意味もあります。人の手でつくっているからこそのおいしさがある。そのことが伝わる商品名を考えました」
デザイン
「また、リーフレットのデザインについても見直しを行いました。前回は、丸型のデザインを提案しました。」

「しかし、ひょっとしたらオーソドックスな二つ折りも考えられるのではないか。そう思い、こちらも組んでみました。」

「今日、三浦さんから商品名についてのフィードバックをいただいた上で、合うデザインを組みたいと考えています。以上です、どうもありがとうございました。」
受入先企業の声
さて、受入先企業の反応は? 清澄の里 粟 三浦雅之さん・陽子さんに話をうかがいました。

雅之さん「これだけ考えてくださるとは!うれしい!もう、商品名は『人手間蒟蒻』で決まりじゃないでしょうか。みなさんの熱量に圧倒されています(笑)。」
陽子さん「わたしも同じ意見です。短期間でここまで仕上げていただいて、驚いています。」
雅之さん「人手間蒟蒻、いい名前だな……野菜や米を育てる農業にも、効率化の波が押し寄せつつあるんですね。そうした中で、人が手間ひまかけてものをつくる『人間仕事(にんげんしごと)』に取り組んでいく意味がきちんと込められています。」
雅之さん「デザインに関しても、蒟蒻づくりから生まれる豊かな生態系を表現できたらうれしいです。」
陽子さん「そういう意味もあって、丸型のリーフレットがいいなと思います。」
雅之さん「まだ中間発表なので、ほんとうは改善点もお伝えしたほうがいいと思うのですが……なんだか、いいところしか浮かんできません(笑)。」
陽子さん「それくらい、すごくいいです。」
会場からのフィードバック
会場からはさまざまなフィードバックがありました。
ここまできたら、採用をめざしたいですね!残りの1ヶ月間で、三浦さんにもどんどん提案や相談をしてみてください。どんどんチャレンジをしてもらえたら!
わたしは外食がほとんどです。そういう人にも「今日は家で食べようかな」と思わせるデザインになったらいいですね。手間をかける豊かさ、尊さを暮らしに持ち込む商品になればと思います。
次回は1/14の最終発表。あと1月、全力で走り抜けましょう!