ならわい2023

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第3回目 錦光園

プロジェクト

奈良の伝統工芸である墨。7代目・長野 睦さんとともに、新たな墨の使い道と伝え方を提案します。

9/23のスケジュール

10:00-前回のふりかえり
10:10-ゲストトーク:林田 幸一さん(啓林堂書店)
11:10-チームごとのワーク
12:40-チームごとの発表
13:00 解散

チームごとのワーク

9/4、9/9、9/15と続けてミーティングを開催。熱量のあるやりとりが続くチーム・錦光園。「9月の三連休に、錦光園さんを訪ねます」という参加者も。

ミーティングを重ねるなか、第2回のミーティングで出てきた「アソートの販売」という案は見送りとなりました。

この日のミーティングを取りまとめたのは、ゆうひさん。

「もっと伝え方を考えられるのでは。今回注目したのは、おはじき墨です。乾燥工程が比較的短く、商品のラインナップが10種類以上あります。」

「墨と親和性が高い神社仏閣で、カプセルトイによる販売を考えています。」

提案内容は、観光客や合格祈願で神社仏閣を訪れる受験生向けに、墨を販売するというもの。高温多湿に弱い墨の特性を考慮して、桐箱に入れての販売を検討しています。

これを受けて、メンターの田島さん。

「面白いですねえ。販路が、既存の墨屋さんと競合しないのも魅力ですね。」「ただ、カプセルトイの楽しみって、開けた瞬間のワクワク感にあると思っていて。他のカプセルトイとの体験設計の違いを、どう考えましょう?」「神社仏閣さんの立場になって、設置のしやすさまで設計できるとよいのでは。すでにカプセルトイを設置している神社仏閣は、どれくらいあるのかな。」

さらには、林田さんがゲストトークで話してくれた内容もふまえて意見がありました。

「啓林堂書店は、ターゲット層をセグメント化した上で、ビジネスモデルを考えていましたよね。みなさんはターゲット層をどのようにイメージしていますか?『どんな人に届けたいのか』を、より具体的に設計できるとよいのかなと思います。」

この日は、実現に向けた細部の検討も行いました。「長野さんが提案を採用しやすいように、販売数量の見込みも立ててみましょう。」「在庫の管理や補充は誰が行う?」

発表

わたしたちが注目したのは「墨の見せ方」。カプセルトイにしてはどうか?と考えています。届けたいのは、観光客の方に加えて、合格祈願に訪れる受験生たちです。

発表を受けて、参加者からこんな感想がありました。

ならわいをきっかけに錦光園さんを知りました。墨に興味を持つようになったんですが、墨屋さんに入るのはちょっと敷居が高い。わたしは素敵な提案だと思いました。

また、メンターからも質問が飛びます。

見せ方について、表面的な提案という印象がありました。墨を購入することで、どのような暮らしの提案ができるのか?そこまで深められるとよさそうですね。

現地開催となる第4回目(中間発表)は10/22です。

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